ハイテク対アナログ

政治、専門家、報道がタッグを組めばなんでもできる。 今回それが検証された。 中央政府の意向に恐ろしいほどに都道府県は従順であった。 今回は野党まで飲み込まれてしまった。 骨があるところを見せているのは共産党と極小政党のみである。 日本社会はすっかり変容してしまった。 ハイテクに踊らされて、アナログの行き場がない。 民主主義。 昔から政治は国家の要であった。 今の政治を作ったのは間違いなく国民である。 オリンピック問題はいみじくも社会を表象した。 反対者はマスコミに登場できない。 マスコミに拒絶されると国民の連帯は不可能になる。 テレビが広告会社に乗っ取られている。 広告会社は権力とつるんでいる。 権力は最終的に政治に集約する。 その政治にかかわることができるのが国民なのである。 国家の可否は国民にかかっている。 国家の咎は国民が負わされる。 政治が戦争を決断したとしても、その責任は国民にたどりつく。 これが民主主義である。 国民は寝ていることができないのである。 不断の努力が求められる。 オリンピックに取りつかれているとしかいいようのない政治の現状は 後日検証が必要である。 世論は分かれる。 政治は世論の間隙を縫って動いている。 国民の単純な意思表示が、ハイテクに勝るアナログなのである。

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