政治の無力

そもそもまちがいの元は習近平国家主席の訪日であった。
4月に国賓としての来日が予定されていた。
そのために中国からの入国を制限することができなかった。
ダブルパンチがオリンピックである。
予定通り行いたい。その一心であった。
結果、検査を抑制するという方針となった。
大ごとにしたくない。その一心であった。
検査をしない公式の理由として医療崩壊という言葉があった。
これまで、マスコミなどはいろいろなまとまり言葉を便利に使ってきた。
安心安全、二度と、忖度などである。
今回は医療崩壊という言葉がそれに当たる。
常套句として使っているから中身は吟味されない。
そのことばがすべてを台無しにしてしまうほどの内容をもっていたとしても。
医療崩壊が起きるからPCR検査は抑える。
これを公認する言葉なのである。
日本の医療体制がなにからなにまで脆弱なのはわかった。
だがそれを補おうとはせず、脆弱な体制に患者を当てはめようとしている。
本末転倒とはこのことをいうのだろう。
政権寄りの論者はPCR検査に消極的な意見を述べるが、
世界の大勢は検査優先主義である。
日本のコロナ対策はそういう意味で世界の注目を集めている。
失敗したときは政権は吹っ飛ぶだろう。
国民の健康と命がかかっているのである。
安倍政権は経済優先主義から抜けられない。
もう、改まることもないだろう。
地方政治はまるで機能していない。
政治家の粒が小さくなったものである。
政治は才能であろうか。
思う存分にカネを使う。
コロナ危機はまさにその時であるとおもう。
国民のカネを国民のために使う。
誰が文句を言うだろう。
すべてが後手後手にまわっている行政。
こんな時、空気を読んでいても始まらないのである。





















































































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