森会長発言事件

森さんは裏方に回るだろうか。 森さんはきっぱりと手を引いたほうがいい。 森発言は社会変革の落とし子であった。 女性の社会参画がめざましい。 このあおりを受けて男性社会はあたふたとしている。 これもハラスメントの一種なのだろうが、こうしたことはこれからも起きるのだろう。 生みの苦しみとでもいうものであろうか。 これまで事あるごとに女性は声を上げてきた。 男が外で働き、女が家を守る。 こんな時代が長くつづいてきた。 多少の軋轢があっても当然だという見方もできる。 あれは会議での発言であって、 比較的自由にしゃべらせるといった雰囲気だったようだ。 原稿も用意してなかったということだ。 森さんは失言であったとは思っていないのではないか。 森さんに女性蔑視の感覚があったとも思えない。 人柄がにじみ出る会見でもあった。 時代が許さないのだろう。 森さんはなにがなんでもオリンピックはやるんだと意気込んでみせたが、 執着はないように思う。 むしろ執着をもっているのはオリンピック利権の連中である。 オリンピックの主役は選手ではない。 国民であり世界である。 オリンピック選手は脇役である。 騒ぐだけ騒いで本質を見ようとしない。 これも日本の悪しき慣習である。

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