ドーピングの効果期間

カミラ・ワリエワ選手の2021年12月のロシア国内大会に参加した際のドーピング検査の結果、 トリメタジジンの陽性反応が出たととのこと。 検査機関は、国際テスト機関(ITA)とされている。 公表されたのは2022年2月8日、オリンピック期間中のことである。 ロシアアンチドーピング機構はワリエワ選手を一時的な資格停止処分としたそうだ。 だが、ワリエワ選手側からの抗議が認められて処分は解除されることになった。 ここまではロシア国内のことだ。 これに対してIOCは、不服申し立てをスポーツ仲裁裁判所(CAS)に行うこととなった。 ここに、ロシアアンチドーピング機構とオリンピック委員会との対立の構図ができあがった。 これを受けて、ロシアオリンピック委員会(ROC)は、現時点ではワリエワ選手は競技に参加できると声明を発表した。 ROCの説明は論理的なものであり、次のようなものであった。 「陽性反応が出たのは2021年12月25日に採取した検体で、オリンピックの期間には当たらない。オリンピックの最中ではドーピング検査で陰性となっている。スポーツ仲裁裁判所が特段の決定を下さない限り、現時点では、ワリエワ選手は制約なく競技やトレーニングに参加できる。」 そして、競技結果は暫定とされることとなった。 ここまでのストーリーほ、ほぼまともなものなのであろう。 ワリエワ選手のパホーマンスは散々なものであった。 その原因がなんであったのか。 たんなるミスではなかったであろう。 ドーピングという言葉が彼女の頭の中でグルグルまわっていたことであろう。 ドーピングという言葉が彼女をつぶした。 去年12月にドーピングがあったとして、今回の競技に効果を発揮するものなのであろうか。 通常、禁止薬物は競技の直近で服用するものと思っていた。 一番の問題点は検査の遅れである。 意図的に遅らせた可能性がある。 それが良かったのか悪かったのか。 12月にドーピングがあったとして、 それがオリンピック参加のはく奪になるものだったのか。

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