神武天皇は存在しないとされている

 男系は神武天皇からの伝統である。

これには根拠がない。

日本は神国である。

この思い込みが今につづいているようだ。

そう願うのは自由である。

だが、それは神話であって事実とは異なる。

日本は韓国、中国、ロシアと同様ふつうの国である。

神国史観が太平洋戦争を引き起こした。

日本は特別の国ではないのである。

皇国史観は思い上がり史観である。

宗教として信じるのは自由である。

だが、現実政治の場で適用することはできない。

天皇制も宗教から脱したのではなかったか。

天皇は祈りを主務とする。

神道というものがある。

それは他の人に強要するものではない。

それこそ、天皇家の伝統なのだ。

国民はそれを認めている。

天皇のプライバシーなのだ。

皇位継承問題は宗教の話しではない。

法にある男系男子は改正されてしかるべき条文である。

伝統という理由で改正しないということには納得がいかない。

敗戦後、天皇は人間になった。

この意味を解くと、神国日本はこれで終わりという政治的メッセージになる。

それにまつわる因習も解決される運命にあった。

男系男子に重い意図はなくなった。

改正は可能なのだ。

必要があれば改正すればいい。

天皇象徴制は、

権力の喪失だけでなく、新たな概念が付与されたものと解することができる。

天皇血統については、まさに新典範の意図するところであったのではないか

典範は一般法になった。

憲法には「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」とある。

また、皇位については世襲とされ、国会の議決した皇室典範の定めるところによる、とされている。

これらの文面に、伝統とか男系男子という文言があるわけではない。

大日本帝国憲法(明治憲法)には皇男子孫これを継承す、とある。

しかるに一般法になったということは、

変更の可能性を視野に入れたものと解することができる。

男系男子はかたくなに死守すべきものであろうか。

女性だからといって天皇の権威が落ちるということがあろうか。

むしろ、弟宮に移ることのほうが国民の離反に影響するのではないか。

男系男子は絶対の法則ではないだろう。

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